ブロックチェーンのメリットを技術者目線で語ってみた


「ブロックチェーンが騒がれてるけど、どんなメリットがあるのかぶっちゃけ知らない。。」

そんな人へ贈る記事です。

このブログでは投資家向け情報だけを発信してましたが、わたし元々はシステムエンジニアだったりします。(歴10年)

と言っても、プログラムとかアプリケーションを開発するんじゃなくて、

・サーバエンジニア
・ネットワークエンジニア
・セキュリティエンジニア
(ひっくるめてインフラエンジニアと言います)

と言った非IT系の人からしたら「そんなエンジニア職あるの?」ってゆう、まぁマイナーな技術を取り扱ってます。

で、このインフラエンジニアってブロックチェーンが普及すると食いっぱぐれる可能性大な職業なのです。笑

こりゃまずいって事で色々調べてブロックチェーンの知識も入ってきたので、アプリケーション開発者ですら知り得ないインフラ面でのブロックチェーンのメリットをお伝えします。

「ブロックチェーンの概念はそこそこ分かってるつもり」程度でも理解できるように書いていきますね。

※私ブロックチェーンは専門外なので、ツッコミがあればTwitterでコメントくださると有難いです。

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中央集権型と分散型

今までのシステムは「サーバ・クライアント方式」または「中央集権型」と呼ばれるものが殆どで、私たちのパソコンやスマホ(クライアント)は、特定のサーバというマシンと通信しています。

対して「ブロックチェーン」「分散型」は、クライアントから不特定多数のノードへ通信します。
(ブロックチェーンではサーバが必要なくなり、前途の「インフラエンジニアが食いっぱぐれる」に繋がります)

この二つの方式を比較して、ブロックチェーンが有利になる事は何でしょう?

ブロックチェーンのメリット

まず簡潔に結論だけ書くと、

セキュリティ性が高くて!停止しないのに!コストが安い!

です。

1つずつ見ていきます。

ブロックチェーンはセキュリティに優れている

企業は機密情報を守る事に力を注いでいます。

クレジットカード番号や個人情報の流出となると信用の失墜になり、

「情報が漏れるサービスを利用したくない」

という心理から、ユーザが離れてしまう事を避けたいのです。

後述するコスト低下に関連するんですが、セキュリティの機材費・人件費などは膨大で、セキュリティエンジニアはぶっちゃけ引っ張りだこです。

それだけサイバー攻撃の対抗策は難易度が高く、需要があるのです。

数ヶ月に1度のセキュリティ審査を実施する企業は、何百というテスト項目を突破しなければなりません。
(ISMSとかPCIDSSとゆう、この会社はセキュリティ優れてますよって認証を得る為)

しかし、ブロックチェーン化したシステムは、セキュリティ対策がシンプルで、

・プログラムのバグや脆弱性
・51%攻撃

主にこの2つを注意すれば良いのです。
これは中央集権型と比べて、計り知れないくらい手間や不安が減るでしょう。

(51%攻撃とは、ハッシュパワーの過半数を持った組織がデータ改ざん等を出来るようになる事)

ブロックチェーンは停止しない

中央集権型のシステムは1箇所が故障しても停止しない、もしくは数秒で復旧する仕組みを基本としています。

逆に言うと2箇所以上の故障は考慮しないシステム構成が多いです。

これは複数箇所の障害が起こらないのではなく、耐障害性のためだけに三重化・四重化するのはコストパフォーマンスが悪いと言う背景があります。

ですが実際は2箇所以上の故障は発生するんです。

記憶に残ってるところでは、N○Tの光回線を集約するコア部分が停止して、首都圏のインターネットが2時間くらい停止した大規模障害がありました。(2008年くらい?)

もちろん、信用の失墜になりますね。

これに対してブロックチェーンは、2箇所ダウンしたくらいじゃ何も起こりません。

「ハッシュパワーが大きいマイニングプール2つが同時に完全停止した!」

となっても、ブロックチェーンは止まる事なくトランザクションを捌き続けます

ブロックチェーンはコストが抑えられる

世間に一番伝わってなさそうなのはこれです。

「サーバは無くなるけど、マイニングマシンや電気代があるから変わらない」

という意見を耳にした事がありますが、中央集権システムに投じられている費用はサーバだけじゃ無いんですねコレが。

仮に会員1000万人の銀行システムを作ろうとすると、以下に投資する必要があります。

・ファイアウォール(UTM):セキュリティ集中管理

・ロードバランサー:サーバの通信が1箇所に集中しないよう負荷分散

・ルータ・スイッチ:通信経路を制御

・サーバ:さまざまなアプリケーションを配置する箱のようなもの

・ストレージ:膨大なデータを保存

・インターネット回線:家庭用とは違い、帯域や複数グローバルIPを確保する必要があり高価(月500万円くらい)

・専用線:拠点や企業間のデータ同期を傍受されないため占有回線を使用

・データセンター:これらを設置する堅牢な建物

・電気代:マイニングに比べて安価

・ソフトウェア:OS、認証系、監視系など

・人件費:企画、開発、設計、構築、運用など

・地震で壊れて業務停止しないよう、別の地域に上記と同じシステムを構築

・検証や開発をする環境として、もう1つ上記と同じシステムを構築

で、これをざっくり見積もると、

初期費用 500億円(5年ごとに更改)

年間維持費用 200億円

(開発者が働くオフィス代など細かい事を考えたらまだありますが、キリが無いのでこの辺で)

これがブロックチェーンだとどうなるでしょうか。

・マイニングマシン:GPU、マザーボード、メモリなど

・電気代:Proof of Workの場合は高価

・拠点:風通しが良い建物と土地

・人件費:主に点検・監視

正確な値段は分かりませんが、初期費用と年間維持費用共に数億円くらいだと思いますがどうでしょう?

そして、中央集権型のシステムがいかに高コストか分かる実例をお伝えしておきます。

ITや金融業界である意味有名な話ですが、み○ほ銀行の勘定系システムを更改する案件を例にします。
なんと一部システム更改で3000億円以上の費用と20万人月の工数を投じています。

実際プロジェクトに参加している人から色々と聞いてますが、もう収集つかないんですって。規模が大き過ぎて。。

ちなみにスペインのサンタンデール銀行が発表したレポートによると、「ブロックチェーン技術によって2022年には銀行業務にかかる費用を年間2兆円ほど節約できる」との事です。

銀行業務だけで年間2兆円って、色んな業界に浸透したら国家予算レベルのコスト削減になるんじゃ。。

終わりに

ブロックチェーンに未来を感じてる理由をインフラ系技術者目線で語ってみました。

今までの中央集権システム構造って、アプリケーション開発者ですら知らない事が多いと思うので、少しでも仮想通貨投資家への参考になれば幸いです。

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